パイオニア Pioneer C-200 総合アンプ 修理 山梨県 S様
パイオニア Pioneer C-200 AM/FMマルチ・総合ステレオアンプ(真空管式 ステレオ レシーバー)修理。
音が歪む故障、マジックアイ動作不良、ステレオパイロットランプが点灯しない故障と電源部の修理をしました。
パイオニア C-200は、1965年(昭和40年)10月に発売された、真空管式のAM/FM ステレオ チューナー・プリメインアンプです。
C-200はウッドケースに納められていますが、同じシャーシでオール金属ケース仕様のSX-304Aという総合アンプもありました。
終段管は、6BM8プッシュプルで、11W+11Wの出力を得ることができます。
使用真空管:6AQ8 x2、6BA6 x2、6AU6、6BE6、6AN8、12AX7 x2、6BM8 x4、6E5
【状態および修理内容】
- 終段管6BM8周辺にある複数のコンデンサが絶縁不良のため交換(音声の歪み解消)
- AMラジオ部マジックアイ周辺のコンデンサが絶縁不良のため交換(マジックアイがAMでも動作)
- ステレオパイロットランプ(ネオン管)近くのコンデンサが絶縁不良のため交換
(このコンデンサがショートしていて、ネオン管が点灯しない状態でした) - 上記を修理した結果、ネオン管が点灯したままの状態で、消灯しない故障が見つかりました
実装されているコンデンサが、回路図と異なるものだったため、図面通りのコンデンサに交換
放送状態に合わせ、ステレオパイロットランプが点灯・消灯するようになりました - 電源部の整流ダイオード、2本のうち1本が不良のため交換
(安全を考慮して、2本とも交換し、並列に各2本ずつ設置、合計4本を設置して、十分な電源容量を確保しました)
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- 真空管アンプ修理・補修
- 2018/07/24 11:00
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